地デジ化でチューナー選び DTV-H400S

地デジ化、つまり地上(波)放送のデジタル化というやつだが、七月に入って画面左下に「アナログ放送終了までーー」と巨大なカウントダウンテロップが嫌がらせのように挿入された。(テロップ攻撃、以後「テロ攻撃」)
地デジ化へカウントダウン 残り日数字幕に苦情も http://t.asahi.com/31qe
それに驚き、そしてその見苦しさに耐え切れなくなった者たちが、安価なチューナーに飛びつき、まずはネット販売の在庫が一気に干上がった。 
このテロ攻撃はタイミングとして金曜日だったので、金曜日~土曜日には家電店に並ぶ地デジチューナーも売れ切れが続出していた。

日曜日にPCショップへ行ったとき、B社の地デジチューナーを山のように積み上げ買い占めていく、おそらくは転売屋と思われる薄汚いゴミ人間を目撃してしまった。
店頭販売価格は五~六千円だった。
その後ネットオークションでは、一万数千円くらいまで高騰するのを確信した。
一般市場からは完全に在庫が消えてしまったのに、オークション市場ではあり余る出品が並び続けるという異常事態が続いた。
それは、テロ攻撃から六週間後・アナログ停波から三週間後の今も、混乱の絶頂期から比べれば若干の落ち着きをみせてはいるが、未だ続く在庫不足との駆け引きによるオークション相場が継続中だ。

 

うちのリビングルームでは既にかなり前に大型の液晶テレビへと買い換え、地デジ化も完了していたので、残る各部屋の28型ワイドブラウン管テレビが二台あるのをどうするか検討中だった。
両親の寝室にある一台は、地上放送と衛星放送が観られる環境であればよいということで三波対応デジタルチューナーが第一候補になった。
どうせなら簡易録画機能付きのチューナーにしてみてはどうか?と提案してみたが、必要ないだろうということで却下された。

もう一台は自室にある。
これまで使っていた録画機は D-VHS でアナログチューナーしか内蔵しておらず、今回の購入選択肢としては録画環境も含めた機器選びとなった。
理想としては、ダブルチューナー内蔵のレコーダーを購入することだったが、D-VHS の資産を活かすには iLink 付きの機種が欲しいなと贅沢な考えが浮かんでしまう。
iLink 付きというのは、たいてい各社の上位機種に限られてしまったりする。
ちょっと予算的にそれは難しかった。
いずれそういった理想の環境を構築すればいいとして、今はまず観られることが優先されるので、それまでの継投用としてシンプルなチューナーか簡易録画機能付きのチューナーか、その辺りを検討していた。

と、そんな最中にアマゾンでチェック中だった DTV-400S という三波チューナーの在庫が奇跡的に復活していた。
両親用にはこれを第一候補にしていたので、すぐさま購入をポチった。
自室用にもアレコレ考えるのが面倒になりかけていたところだったので、とりあえずこれ買っとくか!と勢いで追加ポチった。
運良く入荷のタイミングに遭遇できたので、「観る」についてはあっけなく解決してしまった。
追加で分波器も二つポチる。
こうして同一機器で揃えておくと、もしなにか片方に初期不良があった場合でも無駄にハマらずに済む。

今になってみると、視聴予約ができる機種であったり、出力を二系統持つ機種であったりと、D-VHS を続投させるに必要な機能がある機種にしておけばな……と思うこともあるのだが、まあそれはそれだ。
今現在は、iLink のある中古チューナーをオークションでチェック中なのだが、なかなか安く手に入る気配がない。
金額的に一万円前後になってしまうなら、いっそのこと PT2 あたりで……なんて思いもよぎってしまう。

追記:
液晶テレビあたりに買い替えとなると、20インチ台の安いものは二流~三流ブランドになってしまうし、その画面サイズの場合は液晶モニタとしての高精細さもそれほど役には立たない。(画質についての考え方や要求感覚にもよるが)
国内メーカーのブランド機種でも低インチ機はランク下の液晶パネルを使っていたり、そもそも二流メーカーOEMだったりするので……。

デジタル放送自体の高解像度に関しても、やはり30インチ程度までならブラウン管でもじゅうぶん高画質と感じられるものだし、これはブラウン管後期というか末期には枯れきった技術となっていて、地上アナログ放送に対してはオーバースペック状態になり続けていた。
だから、衛星放送(BS・CS)や DVD やゲーム機の出力映像を観ると、あれ?こんなに綺麗に映るんだ、と感じることがあった。
つまり、地上放送に比べて、衛星放送や DVD やゲーム機が出力する映像はかなり高画質になっており、ブラウン管テレビのポテンシャルはそれに対応できるレベルへと進化し続けていた。
地上放送は放送開始時から一つの規格を守り続けなければならない宿命があったので、今となっては超低解像度という負債を抱えてしまっていた。
だから、チューナーだけを買い換えて、デジタル放送の高解像度な映像をブラウン管テレビに送り込んでやれば、それ相応の美しい映像を再生してくれるものだ。

解像度だけではなく、デジタル化することによってあらゆるノイズから開放される。
やはりそれもブラウン管テレビであろうと液晶テレビであろうと同じことがいえる。

解像度の面では液晶パネルが有利になっているが、動きのある映像や光と闇のコントラストはブラウン管が圧倒的に有利なのは間違いない。
個人的な意見になるが、人の目の感度や感覚、観て感じる印象というものは、ブラウン管が有利とする方を強く受け取るように思う。
超高解像度が重要になる場面というのは、超大型画面であったり、静止画的なものだと思う。
髪の毛一本一本が判別できなくても――普段から視認している者はいないと思うが、我々はそれを髪の毛だと認識しているし、ちょっと薄いなとか、さらさらだなとか、ごわごわしているなとか、ヅラっぽいなとか、そういうものはおおよそ感じとれている。
自分はブラウン管崇拝者ではないのだが、あの液晶パネルの薄皮が一枚挟まったような感じがやっぱり気に入らないし、動きのあるスポーツの映像などで目が疲れるような感覚というか、フォーカスが定まらない感じが嫌だったりする。
きっとそれも自分では手が届かないような高級機なら克服してきているのだとは思うが……。 




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