残像

ジョン・ヴァーリイ 冬川亘 ふゆかわわたる 大野万紀 おおのまき

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アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイス 小尾芙佐
★★★★★ ★★☆☆☆

前半の読みにくさを乗り切れさえすれば、あとはすんなりと読み進められる。
ただ中盤は若干間延びしているようにも感じた。もともと中篇だったものを長篇化したらしいので、そのせいなのかもしれない。

あらすじに「――全世界が涙した現代の聖書(バイブル)」とあるが、すくなくとも自分の涙腺は全く反応せず。べつに泣ける話としてではなくても、ふつうに物語を堪能していたし――っていうか全世界さんはいったいどこで泣けたのか、それだけが気になり、残尿感。

巻末の「解説」が大好物な自分としてはそれが無いのもちょっと物足りないというか、巻頭の「日本語版文庫への序文」があるからそれでも読んどけっていう……。

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)
ダニエル キイス
おすすめ度の平均: 4.5
5 考えさせられる作品
5 単純な悲劇ではない。
4 いわゆる「泣ける小説」。感動したい人にお勧め。
4 チャーリーが見せてくれるもの
5 私は花束を受け取るだろうか