ITの踊り

清水一行 
★★★★★ ★★★☆☆

ゲーム好きなら読んで損なし(セガファンなら尚)、あのセガバンダイ合併騒動をモデルにした経済(企業)小説。
ただし、ゲーム開発に関するような場面は全く書かれておらず、あくまでも合併騒動の裏舞台と人間ドラマが面白く描かれている。
で、原作をちゃんと読んだことはないけれど、「課長島耕作」なんかが近いような気がする。あとTVドラマでやっていた、「特命係長 只野仁」なんかも……そんな感じで。
それと、巻末の「解説」好きなのでいつも先読みするのだが、結構なネタバレがあるので要注意。
とくに解説後半は大変良くできたあらすじなので。

勝手に相関表
パンドラ セガ
シャシール プリント倶楽部(アトラス)
アラジン バンダイ
育てっち たまごっち
TJS CSK
吉原会長 大川会長
マックス ナムコ
カルチャー サミー


他にゲーム業界で小説にしたら面白いだろうなと思うのは、スクウェアだろう。
任天堂からソニーへのプラットホーム変更。これは衝撃だった。
そしてフルCG映画の……。
エニックスとの合併。

もう一つは、王者スーパーファミコンの任天堂と、そのスーファミ用CD-ROMマシンを共同開発していたはずのソニー。
後に両者は別々の道を歩むこととなり、任天堂、セガ、NEC、ソニー、他、次世代機~大戦国時代へ……。
まさかの新興勢力、ソニー・プレイステーションが勝利してしまうという大激動。
そしてスクウェアのプラットホーム変更へと繋がっていく、いや、むしろこれが決定打となったのか。

このへんの小説などがあれば是非読んでみたい。
なければ書いてみたい……文才があれば……。

ITの踊り (光文社文庫)
ITの踊り (光文社文庫)
posted with amazlet at 10.09.28
清水 一行
光文社
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